第7回理科教育賞「大賞」の横浜市立三ツ沢小に賞状と楯を贈呈しました
2019(令和元)年9月18日、横浜市立三ツ沢小学校で、第7回日産財団理科教育賞「大賞」の贈呈式がおこなわれました。児童、先生、来賓の方たちが集まった体育館で、日産財団から学校のみなさんに賞状と記念の盾を贈りました。
三ツ沢小学校は、日産財団理科教育助成による研究「『自らかかわり』『考えを深め合う』子どもの姿を求めて〜体験活動と言語活動が充実する単元づくりと授業づくり〜」で、今年度の理科教育賞の「大賞」を受賞しました。第3回の「理科教育賞」に続く受賞です。
式は授業前におこなわれました。体育館では800人を超える子どもたちが、式が始まるのを静かに待っていました。また、三ツ沢小学校PTAの会長も参加されました。
まず、日産財団常務理事の原田宏昭があいさつをしました。
日産財団常務理事の原田宏昭
「みなさんは先生たちといっしょに、興味をもって観察し、友だちと意見を交換し、知識を総動員して考え、そしてその考えを深めていったと聞きます。みなさんと先生たちの努力が日本一素晴らしかったので、大賞をさしあげることになりました。大きくなったら、私たちといっしょに素晴らしい世の中をつくれるようになってほしいと強く願っています。きょうは大賞おめでとうございます!」
そして、賞状を重田英明校長先生に贈りました。つづいて、盾を同校研究推進委員長の林美貴子先生に贈りました。副賞として100万円も贈られます。子どもたちから大きな拍手が起きました。
賞状の贈呈
盾の贈呈
拍手する子どもたち
学校を代表して、重田校長先生があいさつしました。
重田英明校長先生
「日本一の賞状をいただきました。先生たちもがんばりましたが、いちばんがんばったのはみなさんだと思います。三ツ沢っ子は『これ、どうなってるんだろう。自分で確かめてみよう』と調べ、わかったことを友だちに伝え、友だちのわかったことを教えてもらい、発見や気づきをたくさんしてきました。この前はドラえもんの話をしましたね。みんなが大人になったとき、本物のロボットがお家に1台いるようになるかもしれません。そういうものをつくる技術者が、みなさんのなかから出てくるかもしれないと、先生も楽しみに待っています」
贈呈式には横浜市教育委員会のみなさんも出席しました。学校教育企画部の直井純部長からのお祝いのことばを聞きました。
直井純部長
「三ツ沢小学校のみなさんが、先生たちと協力して、研究・勉強を進め、大賞をもらったことを本当にうれしく思います。みなさんが、日々の授業を先生たちといっしょに、一生懸命に進めてきた成果だと思っています。みなさんと先生たちのがんばりが、横浜に、そして全国に広がっていくといいなと思います。これからも、理科、生活科、そしてほかの勉強もたくさんして、力をつけていってください。今回の受賞をきっかけに、三ツ沢小学校がさらに発展していくといいなと思います。本当におめでとうございます」
最後に、子どもたちは起立して……礼。その表情は、うれしそうにも、また誇らしそうにも見えました。動物園からやってきているクジャクのピースくんも、三ツ沢っ子たちが未来に向けて羽ばたいていく姿を思い描いているようでした。
インドクジャクのピースくん
三ツ沢小学校のみなさん。理科教育賞「大賞」の受賞、おめでとうございます!