鹿児島市立原良小学校
本校では,理科学習が好きになる子供の育成を目指し,地域の川(甲突川)や桜島を教材のひとつとして授業実践に取り組んできた。6年単元「大地のつくり」・「変わり続ける大地」では,校区の地層のでき方について学習した。ボーリング資料のシラス層から校区の地層は桜島が関係していると予想した。しかし,桜島ミュージアムの方に来て頂き話を聞くと,シラス層は桜島のものではなく姶良カルデラのものであるということが分かった。また,桜島が大噴火すると校区内も1mの火山灰が堆積する可能性がありライフラインも壊滅状態になることを聞き,防災教育の視点からも自分の行動を広げ深める学習ができた。4年単元「すずしくなると」では季節による動物の活動や植物の成長と季節の変化に着目し季節によって違いがあることを理解する。その中で,身近な校区(甲突川)にいる動物の活動について,新たな問いが生まれた。総合的な学習の時間と総合的・横断的に学ぶことで学びを深めたり活用できたりすることを実感できる。そこで,校区内の公共施設(環境未来館)から甲突川の生き物を持って来て頂き,観察したり触れたりする学習を行った。今後は甲突川の水質環境を調べながら生き物の多様性について学びを深めていく。
学校名 |
鹿児島市立原良小学校 |
---|---|
テーマ |
理科学習が好きになる理科指導の方法を探る ~8.6水害から学ぶ自然~ |
都道府県 |
鹿児島県 |
学校ホームページ | https://www.keinet.com/hararas/ |