関西大学初等部

5月から7月にかけ,5・6年生の4クラスで1回目のグループでの簡易自由研究=「チーム版ミニミニ自由研究」を実践しました。昨年度は個人でしたが,今年度はチームで取り組んでいます。

個人からチームに変更になることで,昨年度よりも様々時間がかかりました。テーマはどうするか,どんな方法で追究するか,役割分担をどうするか…などなど,何かと話し合うための時間が必要だからです。

そのため,始める前には「チームより個人でする方がいい」という思いをもつ児童も一定数いました。そして,その状況は,追究の時間にも続きました。

個人で進めていると自分のことに一生懸命になるので,どうしても友だちへの意識が低くなります。けれども,チームではどんな時も友だちと同じ時間を共有することになります。そのため,最初は,チームですることに否定的な印象をもっていた児童の中にも,肯定的に捉え直すようになる児童が出てきました。

社会に出れば,何事もチームで意見調整しながら進めていくことが当たり前になってきます。とはいえ,チームで取り組めば自分の思う通りに進んでいかないのが普通です。

今回のミニミニ自由研究でもそのことを実感した児童でしたが,一方で,多くの時間を共有したことで,チームで取り組むことの良さもまた,感じられたように思います。

 

 

 

 

 

学校名

関西大学初等部

テーマ

問題解決力を高めるチーム版ミニミニ自由研究

都道府県

大阪府

学校ホームページ https://www.kansai-u.ac.jp/elementary/