関西大学初等部
5月から7月にかけ,4~6年生の6クラスで1回目の簡易版自由研究=「ミニミニ自由研究」に取り組みました。オリエンテーション時には,「テーマがなかなか見つからない」という言っていた児童も,日頃から何か面白そうなことはないか意識したり,友だちのテーマをヒントにしたりしながら,何とかテーマを決定し,一人ひとりが自分のテーマを追究しました。
さて,児童なりにテーマを解決する方法を考えて取り組みはしますが,結果的に思ったように結果が出ないこともありました。ちょうど気温が一気に上がってきた時期だったので,ある児童が「植物に砂糖と塩を入れるとどれが一番枯れてしまうか」について調べていた実験のサンプルが,腐ってしまって追究どころではなくなったというようなこともありました。
計画通りうまくいった児童,先の事例のようにうまくいかなかった児童,様々いましたが,いずれの児童も自分が「調べてみたい」と思って決めたテーマを追究することの面白さは感じられたようです。
ところで,このミニミニ自由研究は,追究の楽しさを感じさせることを重視していますが,終了時の振り返りを見ると,児童なりに,比較や関係付けなど何らかの「理科の考え方」を働かせて追究していることが分かりました。後期は,「理科の考え方」をより意識させ,追究の楽しさとともに,問題解決力につながる資質・能力を高めるようなミニミニ自由研究としていく予定です。
学校名 | 関西大学初等部 |
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テーマ | 自由研究再考 |
都道府県 | 大阪府 |
学校ホームページ | https://www.kansai-u.ac.jp/elementary/ |