茨城県立古河中等教育学校

 

  本教育実践は、中学校2年生を対象とした理科と総合的な学習の時間におけるESD(持続可能な開発のための教育)の一環の活動である。具体的な取組としては、SDGsを自分事として捉え、解決のための取り組みを「古河中等CSR報告書(以下SSR報告書)」にまとめる活動であり、主体的に問題解決する態度と科学的思考力を育てることを目指した。

 

  前期課程では、総合的な学習の時間や古河市役所によるSDGs出前講座を通じて、SDGsの現状を正確に理解し、自分事として捉える学習を進めた。生徒たちは興味のあるSDGs項目ごとに班を編成し、身近な課題の解決に取り組んだ。例えば、学校の電力消費削減を目指す班では、ソーラーパネルを利用した発電の効率を検証し、校舎での活用可能性について考察を行った。近隣の河川の水質調査を行った班では、水質改善のための具体的な取り組みを提案するプロセスを進めるなど、多種多様な活動が展開されている。これらの活動を通して、生徒たちは問題解決に必要な視点や主体性を育み、科学的に思考する力の向上を図っている。

 

  今後は、各班が進めてきたプロジェクトの成果をSSR報告書としてまとめ、学校が改善すべき課題について議論を行う予定である。

 

 

 

 

学校名

茨城県立古河中等教育学校

テーマ

主体的に問題解決する態度と科学的思考力を育てるESDの在り方 〜古河中等SSR報告書作成を通して〜

都道府県

茨城県

学校ホームページ https://www.koga-cs.ibk.ed.jp/#!#page:1&frame_id:1964

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