筑前町立三輪小学校
~第5学年「ふりこの動き」にて~
本研究では「課題設定の工夫と効果的なICT活用を通して」という副主題のもと、身近にあるブランコを使ったゲームを導入として取り入れた。「どうやって速く動かすか」という問いをもたせ、振り子の実験に入った。その後の交流はミニプロジェクターを使用した、ジグソー交流を通してICT機器を効果的に使いながら意欲的な交流を目指した。
実践
つかむ段階でのブランコゲームでの、「二人乗で重くすれば?」「スタート位置を高くすれば速くなるかな?」などの見方・考え方をもって、振り子実験に移行できた。
さぐる段階では、『自分の考えに自信がない』『間違っていたら恥ずかしい』など、発表に踏み切れない児童のために、実験結果を入力するフォームを作成した。自動で時間の計算や平均、グラフ作成ができるもので、『計算やグラフが間違っているのでは』という不安を無くすことに繋がったようである。そして多くの児童がグラフを根拠に、『1往復にかかる時間はふりこの長さによって変わる』と、まとめることができた。そして、ミニプロジェクターを使用してのジグソー交流によって、普段は発言のない児童の発言や、話を聞くことが苦手な児童が集中して聞いている様子が見て取れた。
「ブランコゲームで勝つための工夫は?」から始まったが、深める段階において「ブランコの長さを短くすればよい」ということを、声をそろえて答えることができた。
学校名 |
筑前町立三輪小学校 |
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テーマ |
見方、考え方を働かせながら根拠をもって主張できる子どもの育成 ~課題設定の工夫と効果的なICT機器の活用を通して~ |
都道府県 | 福岡県 |
学校ホームページ |