福島大学附属中学校

 

 本校では,理科を中心に全学年でSTEAM教育を実践している。

 11月末までは,全学年で「中庭の環境を自然の理科室としたビオトープ活動」を行った。学年ごとの実践では,3年理科において,micro:bitを活用したプログラミングによる植物の育成を生かした植物観察を,1年理科において,micro:bitを用いて,プログラミングにより光源装置を作成し,凸レンズによる像の大きさと距離の関係の探究を行った。さらに,1年理科では,生徒たちが3Dプリンターを活用して,全国の代表的な火山を3D地形モデルとして造形し,企業と連携して教材の価値を発信した。その中でも吾妻山を含む福島盆地は,約1m×1mの大型3D地形モデルとして造形し,防災学習として,融雪時の噴火による火山泥流のモデル実験を行った(左上写真)。

 これらの実践は,1112日,13日に開催した学習指導法研究会(学校公開)に参加した約380名の教育関係者に「理科を中核としたSTEAM教育」として発表するとともに,実践をまとめたパンフレットを配付した。さらに,代表生徒が学校公開の参加者に理科教育やSTEAM教育の取組事例を発表し,質疑・応答を行った(右上写真)。

 12月以降は,2年理科の電気の単元で「節電システムの考案」,気象の単元で「学校行事(スポーツ大会)の時期の考案」を行い,成果があれば生徒総会で提案する。なお,学校公開の参加者には,当日のアンケートの他に年度末の2月にアンケートを実施し,実践の波及について分析をする。

 

 

 

 

 

学校名

福島大学附属中学校

テーマ

問題解決力の育成を目指したSTEAM教育の実践と公立学校への発信による波及効果の分析

都道府県

福島県

学校ホームページ https://sites.google.com/ajh.fukushima-u.ac.jp/index/

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