滝川第二中学校
クラブ(化学同好会)での活動
助成金で購入した分光光度計を使って、池の水質調査に役立てている。毎月1回の割で、池の水温、
㏗、COD、リン酸イオン、亜硝酸性窒素を測定している。これまでのところ、CODは中程度の富栄養化を示しているが、リン酸イオン、亜硝酸性窒素は検出されない月の方が多い。この池には魚がいないので糞などでリン酸イオン、亜硝酸性窒素が生じることが少ないのだろうと思われる。
生物の面では、まれにイトミミズが発生する。アオミドロがよく繁茂する。アオコは出現していない。
探究の授業での活動
池の周りに生徒を集め、昆虫・植物の様子を説明している。これも月1回の割で行い、4回実施した。
4月19日 ガマ、アシが優占していることを示し、セリ・ヨモギで天ぷらをつくり試食した。
5月18日 池の周辺の外来植物の説明 別の日の昼休みに外来植物(セイタカアワダチソウ・タカサゴユリ・オナモミ)を除草。
6月14日 ガマに雄花が出ているのを観察 ハバヒロトンボが来ている。アシの葉で笛をつくった。
9月13日 ギンヤンマがなわばりをつくり、ほかのオスを追い出す行動を観察した。ガマは穂をだし、種が風で飛ぶことを説明した。ガマの穂を触らせた。外来生物のアメリカザリガニは捕獲機で駆除していると説明し、実際にわなにかかっているザリガニを見せた。今までに150匹近く駆除した。
池の生物を写真に撮り、teamsに配信することが発展して、生物だよりを発行するようになった。生
徒からの投稿も来るようになり、今までに16回の発行になっている。水深を維持するために水抜き穴をふさいだ。おかげで夏場も水が完全に干上がることはなかった。
学校名 |
滝川第二中学校 |
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テーマ |
校内「里池」の保全活動と生物・化学的調査 |
都道府県 |
兵庫県 |
学校ホームページ | http://takigawa2.ed.jp |