滝川第二中学校

　滝川第二中学校プログレッシブ数理探求コースでは、８月に兵庫県家島諸島の無人島、西島で２泊３日の臨海実習に取り組んでいます。『プログレサイエンスツアー』と銘打ったこの実習では、①ウニの採卵、採精、受精　②動物プランクトン観察　③ビーチコーミング　④微小貝採集　⑤ウミホタル観察　⑥磯観察　を実施しました。　ウニの受精観察では、現地で受精させた卵を、実習期間を通じて一定時間ごとに観察しつづけました。ほとんどの生徒が、第一卵割からプルテウス幼生に至る変化を、自分の操作で確認しました。ビーチコーミングでは、国際標準に準拠して海岸のゴミを分別回収したのち分類しました。環境問題を題材に研究することの意義と手法を学びました。微小貝採集では、海岸の砂を大量に採取し、貝および貝と思われる切片を大きさと形ごとにまとめ、学校に持ち帰りました。学校に戻ってからの事後学習では、ウニの観察結果とスケッチを生徒同士で発表し、気づいたことを整理しました。海岸ゴミを分類した結果はポスターにし、校内生徒に発表しました。微小貝は貝類館の学芸員の方から力を借り、判別同定してから校内に展示しました。