横浜市小学校理科研究会
今年度も、令和 5 年に全小理神奈川大会を迎えるに当たり、従来の横浜市内だけでなく、神奈川県下から全国へと研究成果を発信する機会を得た。「子どもが見方・考え方を働かせやすくすること」と「子どもの資質・能力を育成すること」を関連付けて「改めて問題解決とは」と問い直し、子どもが見方を働かせる状況の分析と手だての検討と、子ども主体の問題解決の活動を通して思考力・判断力・表現力を育成するための能力の分析と実践に当てはめることを検討する。
横浜市小学校理科研究会では、夏季事業の一つとして、9つある研究の部会がそれぞれの部会で育成する子どもの姿を設定し、どのようにしてその姿を引き出すのかについて、中間報告も兼ねて研修会を行っている。市内だけでなく他市の先生方も招きながら、実際に教材に触れながら体験してもらい、意見や感想をもらう機会を設けることで、夏以降の各部会の研究に生かすことをねらいとしている。
また、令和5年度の全小理神奈川大会の授業校である、横浜市立井土ケ谷小学校・横浜市立立野小学校・川崎市立下沼部小学校の研究内容と、横浜市・川崎市の理科研究会のこれまでの歩みなどを、パネルディスカッション形式で紹介し、オール神奈川で臨む全小理神奈川大会に向けて川崎市と連携しながら研修を行った。
これを受け9月からは、12月上旬に行う各部会の一斉授業研究会に向けて、4月から取り組んできた研究内容を具現化するために、細かい手立てや単元構想などを協議し研究を進めている。子どもの思考を深めるために物理部会では、助成金の一部を使ってデジタル数値が表示されるコンデンサを購入した。また、化学部会では、多くの部員が同じ教材を使って、研究の妥当性を高めるために、アクリルパイプや塩化アンモニウムを購入し多くの先生方が実践できる機会を大切にしている。今後も、各部会や役員・部長で情報を共有しながら研究を進めていく。
学校名 |
横浜市小学校理科研究会 |
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テーマ | 自然に親しみ、共に豊かな学びを創り続ける子どもの育成 |
都道府県 | 神奈川県 |
学校ホームページ |