愛川町立愛川東中学校

　本校では、「誰一人も取り残さない授業」を意識して、授業が展開されています。

　さて、本校では外国籍や外国につながりのある生徒が全体の１５％います。そのため、各教科の専門的な用語に対する理解が不十分のまま単元が進んでしまう場合がありました。そのような現状から、今年度は本校国際教室とフィリピン大使館とが連携し、フィリピン出身の生徒が、現地の中学校の理科の授業にオンラインで参加しています。

　９月に第２学年理科の授業で、「ニュートンの法則」に関するオンライン学習が行われました。「仕事量＝力×距離」を絵にして板書されており、それを用いて授業が展開されました。また現地の先生が、本校生徒への課題に対してチャットで答えを送ってくれたり、質問に対してもすぐに返信してくれたりしました。

　フィリピンとの理科のオンライン授業を通して国際教室通室生徒が、日本の生徒との交流はもちろんのこと、現地の生徒たちとも触れ合う中で自分のアイデンティティを確立し、これから日本で頑張って生き続けていく気持ちを作る機会の一助になればと思います。

　本校はこのように、さまざまな角度からすべての生徒がワクワクする学校をデザインしていきます。