府中市立府中第六中学校
『空気中と水の中では物体が落下する速さは変化するのか』『紙飛行機が最もよく飛ぶ条件は何か』『ミルククラウンは落下する高さによってどのように変化するのか』『斜面の形によってボールの転がる速さに違いはあるのか』…。本校生徒3年生6クラス209名が、理科『運動とエネルギー』の単元の授業において、自ら問いをつくって科学的に探究する『科学者の時間』に挑戦しました。生徒が身近な物理現象で普段疑問に感じていることを出発点に、物理に関する数十冊の文献等を活用しながら問いをつくりました。その問いをもとに、グループで実験して探究する問いを考え、自分たちで実験を考えました。生徒たちは実験において試行錯誤を繰り返しながら、運動とエネルギーに関する基礎的な知識に加え、検証可能な仮説を設定すること、実験の条件を制御すること、さらに実験データの誤差の処理や検討方法など、科学的に探究するためのスキルを経験的に学びました。単元の最後には、全グループが探究した過程と成果を、探究発表会で発表しました。探究発表会には本校の教員や保護者に加え、他校の教員や教育委員会の方々をお招きしました。生徒はスライドで実験方法とデータに基づいた考察をまとめたり、自ら作成した実験装置での演示実験を行ったりと、様々な方法で自らの探究の成果を科学者さながらに発表することができました。
学校名 |
府中市立府中第六中学校 |
---|---|
テーマ |
生徒が自ら問いを立て、科学的に探究する理科授業『科学者の時間』の実践研究 |
都道府県 |
東京都 |
学校ホームページ | https://www.fuchu-tokyo.ed.jp/fuchu06c/ |