広野町立広野小学校

 テーマに迫るために、授業においては実物に触れ、実際に体験したことを伝え合いながら、問題点を見いだしたり、予想や仮説を設定したり考察を検討する学び合いの学習を重視している。周辺の自然環境を整備したり、実験器具やICT機器を充実させたりするなどして探究の環境を整えることなども通して、児童同士が「だってね・・・」と友達に自分の思いや考えを伝えたくなる場がたくさんある授業を目指している。

 

【取り組み①】5年 魚のたんじょう

メダカの雌雄について学習した後、メダカを詳しく観察し雌雄を見分けて飼育し、産卵させて稚魚を増やした。誕生した稚魚を新たに整備したビオトープにて飼育しながら継続的に成長を観察している。また、観察レポートを掲示するなどして、学びを来年度につなげたり、生活科や総合的な学習の時間の学びにつなげたりできるよう工夫している。

 

【取り組み②】6年 生き物のくらしと環境

メダカを飼育する事がうまくいかなかった原因を探るため、水槽の水を顕微鏡で詳しく調べた。購入したWiFi対応デジタル顕微鏡を用いて大型モニターに映し出された拡大画像を基に児童同士が話し合い、4年生で探究した川の生き物学習と結びつけて考え、水中のプランクトンの有無が飼育の成否に関係しているのではないかとの仮説にたどりつくことができた。

 

学校名 広野町立広野小学校
テーマ 主体的に学び合い、考えを深める理科指導の在り方 ~実感を伴った観察・実験及びデジタルコンテンツの効果的な活用を通して~
都道府県 福島県
学校ホームページ https://www.town.hirono.fukushima.jp/ijyu/004/004-2.html

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