広島大学附属小学校
本研究では,子どもが科学的に探究していく活動におけるICTの活用を行う。このことによって,子どもが素朴概念を科学的な概念へと変容させていくことができるようにしている。系統性のあるICTの活用モデルを作成している。
日常の理科学習において,理科用タブレットを核とした効果的な活用等,機器を限定した研究を進めている。理科室にアーム付きのタブレットを常備し,常に活用できるようにした。写真による記録や演示,計測等,様々な場面で活用できている。教育実習期間中は,理科の授業を行った実習生の90%が,タブレットを活用した視覚的な支援を行い,その有用性を実感していた。
日常の学習と並行して,プログラミングの考え方を組み込み,新たな理科の授業も構想している。第3学年単元「磁石の不思議」において,タブレットを用いてロボットを動かして,ポイント(様々な形の鉄や棒磁石)を集めるゲームを組み込んだ。極の性質を活用しながら活動する姿が見られた。
子どもにアンケートを実施したところ,「タブレットの活用で理科の授業が分かりやすくなったか」について94%の子どもが「とても」と回答していた。さらに活用モデルの作成を進めたい。
学校名 |
広島大学附属小学校 |
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テーマ | 科学的探究活動において子どもの学びを促進するICTの活用 |
都道府県 | 広島県 |
学校ホームページ | https://www.hiroshima-u.ac.jp/fu_midori_shou |