宇都宮大学共同教育学部附属小学校
本研究では,STEM/STEAM 教育を指向した問題解決能力の育成を目指した理科授業によって,単元終了時に妥当な考えを持てる児童,即ち「その時点で科学的にもっともらしい考えを持つことのできる児童」を目指しています。
【STEM/STEAM教育を指向した問題解決を通して,育みたい力】
①情報を正確に理解し,対話する力 ②他者と協働して思考・判断・表現を深める対話力
③科学的に思考・吟味し活用する力 ④分析的にICTを活用する力
⑤機械を理解し使いこなすためのリテラシー ⑥全体をシステムとしてデザインする力
4年理科では,「水の不思議,発見!」という実践を行いました。水の「自然蒸発」と「しみこみ」,「水の流れ」,そして,「沸騰による水の蒸発」を一つの単元としてコーディネートし,上記の6つの観点の①~④に重点を置き,問題解決学習を行いました。
また,6年「てこのはたらき」では,『ピタゴラくん』という,てこの力を働かせたピタゴラスイッチのような開発教材を取り入れた実験コースを子どもと共に作成し,主に⑤・⑥の力の育成を目指して実践を行いました。
STEM/STEAM教育を指向し,新たな発見や,既習事項や生活経験から得た知識とのずれを生じさせる事物・現象を,自作教材を効果的に活用したり,ICTを適切に活用したりする問題解決学習を通して,子供の変容を見取り,本研究の有用性を明らかにすることができればと考えます。
学校名 | 宇都宮大学共同教育学部附属小学校 |
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テーマ | STEM/STEAM教育を指向した 問題解決能力の育成を目指した理科授業 |
都道府県 | 栃木県 |
学校ホームページ | http://www.edu.utsunomiya-u.ac.jp/fsight/elementaryschool/index.html |