奈良教育大学附属中学校

口頭や資料における説明が中心となっている授業において、身近なものを用いた観察や実験を行えるような教具を開発・使用し、実践した。

ジェルポリマーを使った進化の学習では、4校(約360名)で実施した。現行の教科書を使った進化の授業では、多くの生徒が「獲得形質が遺伝する」「努力によって進化が起こる」と誤解している。そこで、自然選択説を理解することでこれらの誤解を修正できると考え、ジェルポリマーを用いた進化の授業を行った。

頭骨標本を使った学習では、3校(約360名)で実施し、また大台ヶ原で1回のガイドツアーと教員向けに頭骨標本作成ワークショップを2回行った。草食動物と肉食動物の頭骨の違いを観察し、それぞれの歯の形や目の位置の特徴を理解する授業を行いました。しかし、教員や学校が頭骨標本を持っていない場合、観察の機会が限られることがある。そこで、シカの食害が問題となっている大台ヶ原で森林生態系について教員向けの学習会を実施し、中学校での理科授業にどのように活用するかも話し合いました。また、大台ヶ原で駆除されたシカを使った頭骨標本作成ワークショップを開催し、作成した標本を各学校での授業に活用できるよう、地域の教員を支援しました。

 

 

 

 

 

学校名

奈良教育大学附属中学校

テーマ

科学的思考力を育てる自作教材を使用した授業の展開 ‐口頭・資料中心の授業から実験・観察中心の授業へ‐

都道府県

奈良県

学校ホームページ https://www.nara-edu.ac.jp/JHS/

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