北九州市立沼小学校
本校では、ICTで変わる理科授業~児童自ら課題を設定し、ICT機器を用いて交流し合う理科教育サイクルの確立~というテーマで、研究実践を行っている。本研究では、知的好奇心を働かせ、自ら科学的関わりをもち、交流を通して科学的思考力、実践力、デジタル的表現力を身に付け、表出することができるのではないかという仮説のもと、5・6年生の理科の学習を中心に実践をしている。
5年生の「生命のつながり」(3)~植物の実や種子のでき方~の学習や6年生の「生物どうしのつながり」の学習では、アサガオの花粉や微生物を顕微鏡で観察した。対物レンズから覗く方法と撮影装置を通したタブレットで観察する方法を比較し、タブレットに画像を取り込んで学習アプリを用いた花粉や微生物の観察カードを完成させ、クラスの中で共有を図った。「黒板より、みんなの考えがわかりやすかった。」や「自分のタブレットで見やすく観察できた。」とこれまでの理科の学習との違いを実感し、主体的・対話的に児童相互に関わりをもちながら学習に取り組めた。
また、令和3年度に本市から委嘱されたGIGAスマートスクール事業を皮切りに、タブレットをはじめとしたICT機器を活用した授業づくりを本校では取り組んでいる。朝自習や日常の学習の中で、タブレット端末を活用した学習を実践し、教師はもちろん、児童の発達段階に応じたGIGA端末の操作や活用スキル(ICTコアスキル)の向上に努めている。
学校名 | 北九州市立沼小学校 |
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テーマ | ICTで変わる理科授業 ~児童自ら課題を設定し、ICT機器を用いて交流し合う理科教育サイクルの確立~ |
都道府県 | 福岡県 |
学校ホームページ | https://www.kita9.ed.jp/numa-e/ |