創価中学校
本研究では、①ブロッコリーやオレンジジュースからDNAをとり出しPCRで増幅・確認することと、応用編として②環境DNAやPCRを用いて学校周辺の河川に生息する生物の調査を行い、これらを通して③身近な環境について生徒が興味を持ち、環境保全につなげていくことを目的としています。
7月には中学2・3年生の理科の授業でDNA抽出を行いました。8月には生物部で玉川上水沿いの「哲学者の道」で見られる動植物の調査を行い、その結果をまとめて「わたしの自然観察路コンクール」へ応募しました。9月には水試料を採取し、その中に溶けている色々な生物のDNA(環境DNA)の解析を行いました。
10月には創価大学の黒沢則夫教授をお迎えし、希望者で校内の池のプランクトン調査を行いました。池の水をプランクトンネットでろ過後、顕微鏡で観察したところ、意外にも線虫やクマムシが見つかり、初めて見る生物に生徒は驚いていました。
また、中学2年生が同大学の研究室を訪問する機会があり、PCR酵素を作る微生物について郷田秀一郎教授よりお話を伺ったことで、生徒達はより一層興味を深めた様子でした。
引き続き、得られたデータについてまとめたリーフレット作成に取り組みます。
学校名 |
創価中学校 |
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テーマ | 中学校理科の授業におけるPCR法を用いた身近な河川環境分析 |
都道府県 | 東京都 |
学校ホームページ | https://tokyo-junior.soka.ed.jp/ |