倉敷市立東陽中学校
「エージェンシーの育成を目指した科学的探究 -3Dプリンターを活用して-」をテーマに、実践を行っている。以下で一部を紹介する。
2年生の「生物の体をつくるもの」の単元では、植物と動物の細胞の構造モデルを作製し、共通点と相違点を見出す探究的な学習を行った。具体的な流れは以下の通りである。
まず、植物と動物の細胞プレパラートを観察し、共通点と相違点について仮説を立てる。次に、Tinkercad(3Dモデリングソフト)を使って、植物と動物の細胞の共通点と相違点を3Dデータとして表現する。最後に、3Dプリンターで植物と動物の細胞モデルを作製し、共通点と相違点を整理しながら探究の過程を振り返る。
Tinkercadを使って3Dデータを作成する過程で、生徒たちは自然と共通点と相違点に意識を向けながら作業していた。生徒たちは想像力や問題解決能力を駆使してデータを作成しており、完成したモデルが3Dプリンターで形になっていく過程を見て、驚きの声を上げる場面も見られた。作製したモデルを視覚的に使って共通点と相違点を整理することで、理解が深まる様子も見られた。
今後は、1年生の「火山と地震」の単元で、3Dプリンターで作成した火山模型とタブレット顕微鏡を活用し、火山の形状と火山灰との関連を探る授業を実施する予定である。
学校名 |
倉敷市立東陽中学校 |
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テーマ |
エージェンシーの育成を目指した科学的探究 -3Dプリンターを活用して- |
都道府県 |
岡山県 |
学校ホームページ | https://www.kurashiki-oky.ed.jp/toyo-j/ |