三重大学教育学部附属小学校
本校では、理科を起点とした「総合的な学習の時間」で、プログラミング教材を活用した教科等横断的な河川防災学習を実施しています。
子どもたちは、治水を学ぶ過程で,「実際に台風が近づいてきたとき、流域関係者はどのように行動しているのか」という問いが生まれました。そこで,役割に分かれてプログラムを組みながらものづくりを行うことで,防災行動計画を再現しました。
「国交省」役のチームは,レゴで川の流路や水位・流量観測所を組み立て,センサーを取り付けて,水位計測のモデルをつくりました。プログラムで,雨量の増加と水位の上昇をシミュレーションし,観測所で水位が5mを超えたら津市に警報が届くシステムです。
「津市」役のチームは,水位の情報を受けて住民に避難を呼びかける仕組みをつくりました。水位が危険なレベルに達すると,端末から「雲出川で洪水の危険性が高まっています。危険な場所にいる人は,安全な場所に避難してください」という音声が流れます。
探究の過程でプログラミングとものづくりを取り入れたことで,「流域治水」の考え方を基にした堤防やダム,遊水池などの整備が私たちの命とくらしを支えていることに気付くことができました。
学校名 | 三重大学教育学部附属小学校 |
---|---|
テーマ | ドローンとプログラミング教材を活用した河川防災学習の実践と効果の検証 |
都道府県 | 三重県 |
学校ホームページ | https://www.fuzoku.edu.mie-u.ac.jp/sho/ |