さつま町立盈進小学校

 本校では、「そら(空・宇宙(そら))は待っている!!」のテーマのもと、「気象」と「天体」について体験や観測を通した学びの実践を進めている。

【実践①:自動気象観測システムの構築とデータの活用】

 助成金を活用して「自動気象観測セット(写真①)」を購入し、校舎の屋上と百葉箱から「風向・風速・雨量・気温・湿度・気圧・雲量」のデータを10分おきに自動観測するシステムを構築した。まずは、観測データを読み込み、プログラミングアプリ「Scratch」を使って、気象情報を発信する活動を科学院会で実施している。例えば、現在の風向きをキャラクターの動きで表すプログラムなどを作成し、校内5カ所で常時発信している。今後は、2時間先の気象予測アルゴリズムの開発や、4年生単元「天気と気温」や「季節」の学習における活用を計画している。

【実践②:宇宙を実感できる学習の工夫】

 天体について実感を伴った学びになるように、太陽と地球、月の大きさや距離を把握する学習を実践した。また、天体観測会や皆既月食観察会を実施し、本物の星を眺めたり、天体望遠鏡で土星や木星を観察したりした(写真②)。モデルを使った皆既月食の仕組みや星の動きなどを説明し、実感と学びをつなげることも意識した。

学校名

さつま町立盈進小学校

テーマ そら(空・宇宙)は待っている!!
都道府県 鹿児島県
学校ホームページ http://www2.satsuma-net.jp/eisinsho/index.html

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