いわき市立勿来第一中学校
3年生「運動とエネルギー」の授業の様子。力学的エネルギーの保存の概念を定着・深化させることを目的として、スタートとゴールの位置は同じで途中経路の異なる三つのコースを設定し、レールコ-スターの到着時間を予想する演示実験を行った。大部分の生徒が予想した結果と実際の結果が異なったため興味関心が高まり、意欲的に課題解決に取り組む姿が見られた。知識構成型ジグソー法を用い、各班で条件の異なるレールコースターを試し(写真①)、課題解決に向けてホワイトボードを用いて実験で分かった情報を話し合わせた(写真②)。まとめの段階では、各班で分かった情報をタブレットPCの撮影機能を活用して全体の場で発表し合って理解を共有すると共に、個人ごとにまとめることができた。課題解決の見通しの立たない生徒もタブレットPCで他者の意見を確認し、結論を導き出すことができていた。生徒たちからは、「こんなコースを作ったらどうなるんだろう」や「もっと早くゴールするコースを作ってみたい」など、新たな疑問や興味を持つ生徒が見られた。学びの過程でタブレットPCを活用しながら他者の考えを可視化することを通して、自己の理解の深まりを感じさせることができた。
学校名 | いわき市立勿来第一中学校 |
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テーマ |
理科を学ぶ楽しさや有用性を感じ、思考力を高め合える活動の工夫 ~実験の個別化とICTを用いた協働学習を通して~ |
都道府県 | 福島県 |
学校ホームページ | https://iwaki.fcs.ed.jp/勿来第一中学校 |