私が理科に興味を持ったのは、小学校4年生の頃でした。担任の先生は生徒にいろいろな機会を与えることを方針とされていました。
先生の勧めで、絵画教室に参加したり新聞委員を担当したりしたのですが長続きせず、ただひとつ、理科の実験で先生の代理を任されたことは非常に強く心に残りました。
それをきっかけに理科に興味を持ち、大学で工学を学び、企業で研究開発の仕事を選びました。新技術の開発に携わり、技術者として充実した人生を歩むことができましたのも、私が子どもだったころに、様々な経験を通して自分の進む道を考えさせてくれた先生のおかげと、今でも深く感謝しています。
日産財団は、豊かな未来社会を切り開く人材を育てることを目的に、子どもたちの能力開発、そのための教育の進化を支援してまいります。