熊本市立天明中学校
本研究では、理科の授業を通して、SDGsを達成するために重視とされている能力・態度の一つである「批判的思考力:クリティカル・シンキング」を育むことを目的としている。
そのための手立てとして、本校では近年注目されている「半導体」に着目し、地域と連携しながら、批判的思考力の育成を目指す学習に取り組んでいる。
具体的には、中学2年生理科のエネルギー分野の学習において、崇城大学総合教育センター板橋克美先生に半導体に関する出前授業をしていただき、加熱時における半導体の電気抵抗の変化を調べる実験や温度センサーを用いたプログラム学習等を通して、半導体の基本的な特徴や身近な活用例などについて学んだ。
これらの活動を通して、半導体に関しての興味・関心が高まったことに加え、自分自身の考えをより深めることにつながった。
今後は、子どもたちが、批判的な思考を主体的に働かせることができるように、半導体に関わる地域の工場見学や半導体教材(シリコンウェハー、トランジスタ等)を用いた実験等を行うことを通して、「自分自身の考えを再検討する場」や「対話的な活動の場」を充実させる予定である。
学校名 |
熊本市立天明中学校 |
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テーマ |
SDGs時代における科学的な批判的思考力の育成に関する研究 ー半導体教材開発と指導法の考案を通してー |
都道府県 |
熊本県 |
学校ホームページ | https://www.kumamoto-kmm.ed.jp/sch/j/tenmeijh/ |