横浜市立都田西小学校

 

　本校の校内重点研究では理科・生活科における「主体的に学び、自分の考えを表現する子どもの育成」を研究テーマに掲げている。そして国立教育政策研究所の研究協力校として、理科の学力調査官を講師に招いた授業研究会を実施している。

　一昨年度より、教材や教具、指導法などの研究により、子どもが主体的に学習しながら考えを表現することができるような手立てを重視して授業づくりを進めており、特に今年度は、年度初めに各学年の担任同士で、研究テーマを基に、主体性や自分の考えを表現という視点から問題解決過程における子どもの姿を具体的に想像し、目指す子ども像として設定した。その子ども像を基に、教材研究や指導案協議の時間には、子どもがどのような考えを表出し、どのように自分の考えを深めていくのか、問題解決の過程における子ども同士の関わり合いや教材の手立てを多く検討している。検討以外の時間でも、子どもの成長や指導の工夫について、教職員が熱意や意欲をもって研究に取り組み、日常的に語り合う姿につながっている。

　講師から主体性や思考力について高まりが見られているとご講評をいただいていることもあり、これからも教職員が一丸となって授業研究を重ね、テーマを実現できるようにしていきたい。