那覇市立城北中学校
本校では、研究テーマを「理科の学びに新たな価値づけができる生徒の育成―ICTを活用し、学びの表現方法を選択する活動を通して―」と題して、生徒一人ひとりが1人1台端末を効果的に活用しながら、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた授業実践に日々取り組んでいる。
例えば、1学年の「身の回りの物質」や3学年の「運動とエネルギー」の授業では、単元全体の学習計画を生徒に作成させ、それを実行し、修正を重ねていく中で生徒の自己調整力を発揮させるような環境を整えた。更に、この単元の学習においては、学び方やその成果の表現方法も生徒に選択させている。そのため、本校の理科室では、同じ時間の授業内においてもグループで観察・実験に取り組む生徒がいたり、タブレットで動画を見ながら個人で学習に励む生徒がいたりと、多様な学びの姿が見られている。
加えて、個人の学びを全体へと還元していくことを目的として、毎時間の生徒の振り返り(成果や課題、改善点など)をGoogleスプレッドシート上に集約する取り組みを行なっている。その際、生徒の振り返りに対しては、AIが即座にコメントを返すよう設定している。これにより、AIが教師と生徒の間を取り持つ「第二のアドバイザー」として「自己の学びを新たに価値づける」ことを促す存在になり得るのかを実践的に検証しているところである。
学校名 |
那覇市立城北中学校 |
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テーマ |
理科の学びに新たな価値づけができる生徒の育成 ―ICTを活用し、学びの表現方法を選択する活動を通して― |
都道府県 |
沖縄県 |
学校ホームページ | http://cms.nahaken-okn.ed.jp/jouho-jh/index.php?page_id=0 |