福岡市立有住小学校

　本校では、「主体的に問題を解決する子どもを育てる生活科・理科学習指導法の研究」を主題に掲げ、研究を進めている。手立ては、問題解決の各過程に応じた手立ての工夫とし、教材研究や見通しをもたせる活動、自力解決の支援等に取り組むことにしている。

また、理科教育に関わる研修や教材研究を深めるため、以下のようなことに取り組んだ。

〇　福岡教育大学　教育学部　理科教育ユニット　森藤 義孝 教授を招聘しての講話

〇　科学教育研究協議会「第69回 全国研究大会 埼玉大会」へ職員を派遣し、分科会等へ参加　及び　全職員への報告

〇　複数の教科書を取り寄せ、教材研究に活用

〇　研究授業の具現化のための予備実験等の実施　　　など

　11月28日（火）福岡市授業改善推進モデル校事業において、第３学年「電気の通り道」、第４学年「もののあたたまり方」、第５学年「もののとけ方」、第６学年「水よう液の性質」の研究授業を実施し、研究の成果の一端を公開した。授業では、子どもの実態を踏まえ、「どうなるのかやってみたい」と思う教材の準備、子どもが問題解決するための見通しをもたせる工夫、何度も実験に取り組むことができる時間の保障などに取り組んだことで、子ども自身が問題にチャレンジする姿が見られた。