福島市立松陵中学校
本校では、生徒が災害時において、科学的や見方や考え方を根拠に、自ら思考判断し、行動できるよう、以下のような取り組みを理科の授業を中心に実践しています。
① 火山災害についての実践
1年生の授業では、2つの火山の噴火の様子と火山灰の観察を行い、火山灰が鉱物でできていることや、噴火の様子の違いとマグマの成分には関係性があることを学びました。更に、福島市の危機管理室と連携し、専門家による講義を実施しました。生徒は、噴火が起きたらどのような行動をとるべきか、習ったことを基に考えていました。
② 火災時の煙の動きについての実践
2年生の授業では、一酸化炭素等の危険性を知り、模型の中で煙がどのように進むのかを調べました。煙が天井を伝って横に広がる様子や、その後下りてくる様子を確認し、更に校舎に見立てた3階建ての模型で、どのように充満するのかを観察しました。生徒はそれらの観察から、火災時自分がとるべき避難行動について考えました。また、3年生の授業では、電気による火災の発生について、実験で確かめる取り組みを行いました。
③ 原子力災害に関わる放射線教育の実践
震災関連施設を訪問し、原子力災害の実際や霧箱での観察等を行い、放射線の基礎知識を学びました。また、福島県立医科大学より放射線の専門家を本校に招き、2度の講演を行いました。放射線を学ぶ意義や、原子力災害の実際、放射線の影響を正しく判断することの大切さを知る機会となりました。それらをふまえて、原子力災害の避難訓練を行いました。
学校名 | 福島市立松陵中学校 |
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テーマ | 災害から主体的に身を守ることができる資質能力の育成 |
都道府県 | 福島県 |
学校ホームページ | https://fukushima.fcs.ed.jp/松陵中学校 |