横須賀市中学校教育研究会理科部会
本研究では11月に授業研究公開を行った。
実践Ⅰ 生物の多様性と進化(3年生物)
テーマは「系統的な学習から生徒の変容を生む教育課程の研究」
化石や体のつくりと関連付けて、現存の多様な生物は、過去の生物が長い時間の経過の中で生じた進化の概念を学ぶ。全4時間授業で、①水中から陸上への生物の進出②脊椎動物の体の作りの比較③進化とは何か④人類の進化 という構成で行った。
生徒は、生物が進化してきた現在も、水中で生活する生物や、卵生の生物がいることから、「進化」=「環境に適した変化」であることを理解したり、これまでの小学校の学習や中学校での生殖、遺伝、生態系、中1の化石の学習などとのつながりを意識して考えられたなど、ねらいである学習の系統性について意見があり、さらに検討していく。
実践Ⅱ 科学技術と人間(3年地学・環境)
テーマは「環境に対する豊かな感受性や探究心を育てる理科授業」
自然環境を調べる観察・実験を通して、日常生活や社会と関連付けながら、自然環境を調べる技能を身に付け、科学的に考察することをねらいとした。
理科の見方・考え方を働かせ、個々の考えをグループでの話し合い活動で深めさせ、考察を行い、発表を行った。授業では、土砂災害について調べるため、土の水の保持力を調べる実験を行うなど、考えを深めるための実験や観察を多く考案していた。
今回の授業は中間報告であり、さらに考察を深める活動を行っていく。
学校名 | 横須賀市中学校教育研究会理科部会 |
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テーマ | 生徒の資質・能力を育成する、他者との協働に基づく授業の創造 |
都道府県 | 神奈川県 |
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