福岡海星女子学院附属小学校

　本校では、「理科好きの子どもの育成」をテーマに①「理科を中心とした教科横断型カリキュラム作り」②「実験や観察、日常生活の体験を中心にした理科学習の充実」③「他者を大切にする聴き合い活動・ICTの活用」の３つの柱で研究を進めています。
　①では、3年生の場合、理科「自然かんさつ」をコアに、2年生の国語「たんぽぽのちえ」と3年生の総合的な学習の時間「たんぽぽの知恵を調べよう」を関連させ実践しました。理科の観察で、国語の学習で学んだたんぽぽの知恵が本当なのかの観察を行いました。その結果、子どもたちの疑問「花が枯れると茎が倒れるのか」「本当に茎が伸びるのか」など体験をもとに明らかにできました。（全学年実施）
　②では、３年生の「自然かんさつ」や４年生の「季節と生き物」で、海星小にあるガイアの森に何度も入る体験中心の学習を行いました。その中で子どもたちが見つけた植物や生き物を「見つけたよカード」にポートフォリオとして積む重ね、海星小が独自に作成する図鑑を作ります。「植物」「樹木」「生き物」３部になります。子どもたちの活動や記録が反映されるオリジナルの図鑑は、今年度中に全校児童に配布する予定です。
　③は、本校の教育の要、他者を尊重する学びです。教育活動全般で活用を図っています。写真は、３年生の「動物のすみか」の学習で、写真やプレゼンテーションをiPadで見せながら、聴き合い活動を行います。この学習では、いろいろな生き物のすみかについて主体的・対話的に学び合うことができます。