厚木市立睦合中学校
本校では、第3学年を対象に身近な植物を用いて草木染めに挑戦しています。天然繊維が染まるしくみを科学的に考え、学びに繋げていくことを目的としています。
ここでは、昨年の4月から11月までの取り組みを紹介します。
<取り組み1>植物採取
本校の校地内には約300種類の草本と木本が存在しています。それらの中から、実験日に合わせて花や実を実らせるものを中心に採取し授業材料としました。それらの採取した植物は、水に入れて煮出したり色素だけを抽出したりして、染色液として冷蔵保存しました。
実施した植物の種類について
・カラスノエンドウ ・ヨモギ ・キヅタ
・ススキ ・オシロイバナ ・ヤエザクラ
・カキノハ ・タマネギ ・セイタカアワダチソウ
<取り組み2>染色に適した材料の選別
綿100%の生地を用いて、媒染液を使い分けるなどの工夫を行い、発色の良い植物を実験材料として用いました。現状では、集めた花びらや木の実では、生地への染まりが悪く、より染色に適した植物を調査する必要があります。
外部の方の協力も得ながら、校内の植物を用いて染色実験を行っている途中です。その中でも、タマネギやカキノハ、セイタカアワダチソウは染まりやすいことが分かりました。ただし、校内に生える植物の量的な問題や季節などの問題もあり、染色できる植物の種類を増やすことが課題としてあげられました。
学校名 | 厚木市立睦合中学校 |
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テーマ | 環境教育 ~校地内の植物を使って草木染めに挑戦しよう~ |
都道府県 | 神奈川県 |
学校ホームページ | https://www.mutsuai-js.atsugi.ed.jp/ |