第11回理科教育賞「大賞」の北九州市立湯川小学校に賞状と楯を贈呈しました

 2023(令和5)年9月22日(金)福岡県北九州市立湯川小学校で「日産財団理科教育賞大賞表彰式」がおこなわれ、日産財団スタッフが児童・先生・来賓の前で「大賞」の賞状と楯を贈呈し、お祝いしました。

 同校は、第11回日産財団理科教育賞の大賞受賞校です。日産財団理科教育助成での研究「自ら学び、問い続け、変わる自分を楽しむ子どもを育む理科学習指導」に取り組み、今年7月28日開催の「理科教育賞贈呈式」で成果を発表。4校のなかから大賞に選出されました。

 表彰式当日は2時間目を使ってくださり、体育館に児童みなさんと先生方が集まりました。また北九州市教育委員会学校教育課、湯川校区まちづくり協議会、湯川市民センター、湯川小学校学校運営協議会委員、湯川小学校学童クラブより各代表が参列なさいました。

 日産財団常務理事の原田宏昭がお祝いのことばを述べました。

「日産自動車は、科学技術の発展を祈って日産財団をつくり、日本の科学技術の応援をしています。湯川小学校の先生たちが日産財団理科教育助成に応募し、福岡県の1等賞になったので、7月に研究の発表をしてくださいました。その結果、全国で1等賞となりました。素晴らしい研究をしているこの湯川小学校で勉強をしているみなさんが、どんな大人になるだろうとわくわくしています。素晴らしい研究者・技術者になれるんだと思って、理科の勉強をますますがんばってください!」

日産財団常務理事の原田宏昭

 大賞の賞状を校長の古澤律子先生に、また楯を入尾康太先生の渡すと、体育館中に大きな拍手が響きました。

来賓の方々もお祝いするなかでの古澤律子校長先生への賞状の贈呈

入尾康太先生(左)をまじえての記念撮影

 古澤校長先生が「がんばったのはみなさんです。一生懸命に勉強をしたからこの賞をとれました」とお話しし、プロジェクタに生活科・理科・総合的な学習の時間での授業のようすを映して、研究を振り返りました。

 入尾先生は、「大人になってもほめられるのは嬉しいことです。みなさんもがんばりました。みなさんに『新しいことを知った!』と思ってもらえるようにしたいと、いつも考えています」と、受賞の感想と日々の心構えをお話ししました。

 古澤校長先生から理科にちなんだクイズも出されました。

「スカイツリーは背の高さが変わるそうです。背が高くなるのは夏でしょうか。冬でしょうか」
「みなさんの好きなセミ・チョウ・カブトムシのうち、渡り鳥みたいに海を渡れる虫がいます。どれでしょうか」

理科にちなんだクイズを出す古澤校長

 児童は正解と思うものに手を挙げ、そう思う理由を話しあったり、マイクで話したりします。古澤校長先生が正解を発表したあと、「なぜなのか、どうやってか調べて、わかったら校長先生に教えてください」と伝えました。

 最後に校歌をみなさんが元気に歌いました。「はばたく翼 美しく」「たゆみなく 学びの道を はげむよ」という歌詞が、体育館にも私たちの心にも響きます。

校歌を斉唱する児童みなさん

 湯川小学校の児童のみなさん、そして先生方、大賞のご受賞おめでとうございます! また来賓のみなさま、ご参列・ご挨拶くださりありがとうございました。